2016.6.29(水)
参議院選挙と都知事選挙
毎週水曜日は、神奈川大学での授業の日。毎学期15回の授業があるが、今日がその11回目。残り少なくなっている。期末テストを実施する「基本行政学」については、テスト問題提出締め切り間近である。よって、本日、テスト問題を教務課に提出した。試験問題を提出してしまった後の授業では、どうしてもそのことが気になってしまう。つまりは、試験問題に関係する部分の説明に、異常に力が入ってしまうということ「ここは特に大事だから、心して聴きなさい」ということもある。「試験問題はむずかしいよ。制限時間60分だから、時間が足りなくなるよ」といった注意を与えつつ、学生を脅している。これは意地悪ではない。親切心からくるものである。
今日も授業の冒頭に「参議院選挙は投票しろよ」と檄を飛ばした。学生の投票率がどのぐらいになるか、気になる。遠隔地の実家に住民票がある学生が、不在者投票をしてくれるかどうかも気になる。今回も「不在者投票請求書兼宣誓書」の様式を用意しておいたが、取りに来たのは10人未満。期待した人数にいかない。
東京都知事選挙に自民党の小池百合子議員が記者会見で出馬の意向を表明した。その一方で、桜井俊前総務事務次官には出馬を固辞されている。自民党本部は困っているだろうな。勝手な行動の小池氏には怒っているだろうな。候補者選びは混沌。
2016.6.28(火)
日本骨髄バンク
夕方、「日本骨髄バンク」の臨時理事会に出席。今日付けで理事に就任した。加藤俊一さん、橋本明子さん、岡本真一郎先生など、先輩理事に顔なじみが多く、心強い。骨髄バンクを経て骨髄移植を受けた患者の立場で、骨髄バンクの運営に関わらしていただくことになる。これも一つの恩返しである。時あたかも、恩返しプロジェクトが始まるところである。その詳細は、のちほど。
英国のEU離脱のニュースを見たり、読んだりしている。これからのことは予測はつかないが、はっきりしているのは、国民投票はお気軽にやってはならないということだ。誰が悪いのかといえば、国民投票をやろうと決めたキャメロン首相ということになるが、それだけだろうか。国内のエリート対非エリート、金持ち対貧乏人、高学歴対低学歴、エスタブリッシュメント対非エスタブリッシュメント、知識階層対非知識階層、こういった分断がもたらした混乱ではないか。同じような傾向は、英国以外でも見られる。アメリカでも、そして我が国でも。分断された同士が、同じ価値の一票を投じるのが、国民投票であることを肝に銘じるべきである。
2016.6.25(土)
会合2題
昼から、銀座TACTで「2BEAT49周年記念ライヴ」があり、出席した。2BEATは新橋烏森にあるスナックで、夜な夜な腕自慢、のど自慢の面々が弾き語りをする。私は32年前、当時、環境庁自然保護局で一緒だった大野博見さんに連れられて来たのが最初。二人とも独身で、夜な夜な2BEATに通ったものである。結婚してからも、回数こそ減ったものの、通い続けてきた。
そんなお店が49年目を迎えた。冒頭に、私から短い挨拶。その後は、ステージでカントリーを中心に、ベンチャーズ風、ビートルズ風の歌と演奏が続く。カントリー会長の浅野三郎さんはMCを務め、自分でも数曲披露。ともかく、楽しい、楽しい中年音楽会であった。なっちゃん、マスター、49年の間、いろいろありましたが、ここまで来ました。おめでとうございます。
銀座から新宿に移動して、「NPO法人・血液情報広場・つばさ」の「今後のあり方を聞かせてくれの会」に途中から参加。橋本明子さんと長谷川万寿弥さんが、1992年の「つばさ協会」以来、2002年のNPO法人化を経て、ここまで活動してきたが、ここで過去を振り返り、次のステージへの展望を見出すために、友人たちの意見を聞かせて欲しいという趣旨であった。活動内容をよく知らないし、しかも、今日は途中からの参加とあっては、何も意見が言えずじまいであった。その後、懇親会。こちらのほうは十分活躍できた。
2016.6.24(金)
英国のEC離脱
英国のEC離脱の是非を問う国民投票で、離脱賛成が僅差で上回り、英国のEC離脱が決まった。日本を含む世界の政治経済にどれだけの影響が出るものやら見当がつかないが、震度7級の衝撃であることは間違いない。英国で企業活動を展開している日本企業にとっては、マイナスの影響が大きいだろう。
今日の日経平均株価は前日比1286円安というのは、記録的下げ幅である。明日以降少しは持ち直すだろうが、それにしてもこれはリーマンショック並みのショックではないか。安倍首相の消費税引き上げ延期の判断は正しかったことになる。
今、あまり軽々しいことを言ってはいけない。明日以降、英国EC離脱が、国内経済、国際経済に長期的にどういう影響を与えるか、わかってくるのを待ちたい。
2016.6.23(木)
国内問題と国際問題
朝から小雨が降り続く一日。昼からTBSの「ひるおび!」に出演。都議会議員のリオデジャネイロ オリンピック・パラリンピック視察問題。ご一緒のゲストは、北川正恭、佐々木信夫、鈴木知幸の各氏。元都職員で2016年東京オリンピック招致活動の事務方を担当した鈴木知幸さんから、今日がオリンピックの日と教えてもらった。
参議院選挙が公示になり、だんだん選挙ムードが高まってきた。テレビで党首討論をやるのはいいことである。ただ、大体は党首同士の言い合いで終わるのは残念なこと。それでも、どんどんやってもらいたい。司会者の捌きが良いことを期待する。
そんな中、北朝鮮が中距離弾道ミサイルのムスダン2発を発射したニュースが気にかかる。2発目は発射が成功したらしい。大いに気にかかる。我が国としては、どう対処したらいいのだろう。
それとは違う意味で気になるのは、イギリスのEU離脱問題。離脱か残留かを決める選挙がもうすぐ始まる。結果がどうであろうと、イギリス国内の混乱はおさまらないだろう。EUとしても混乱するだろうし、EU各国にも動揺は広がるだろう。これが気になる、大いに気になる。
2016.6.22(水)
参議院選挙の公示日に
水曜日は、神奈川大学での授業の日。3時限の「基本行政学」の授業では、「今日は参議院選挙の公示日」から始めた。「公示」は国政選挙で天皇陛下の告示行為であり、自治体選挙では「告示」と教示した。出席者の中の19歳のもの7人には「絶対に投票に行きなさい」と勧め、住所を実家から移していないものには、「不在者投票宣誓書兼請求書」を住所地の選挙管理員会に送付すると投票用紙が送られてくるから、横浜でも投票できるよ」と教えてあげ、不在者投票を勧めた。その後の授業は、官僚制組織の作動様式という一見難しそうな内容を、できるだけわかりやすく解説した。聴講するほうも大変だろうが、講義するほうも大変なんだぜ。
3時限の「障害福祉論」ゼミは、急遽内海智子さんにゲスト出演をしてもらった。私と一緒にやっている「ぷれジョブ藤沢」の紹介から始めて、3月に「21番目の素敵な出会い」という劇を上演した話まで、興味深いものだった。劇は、ダウン症など知的障害がある子どもと常盤貴子さんの共演であるから、その話が興味を引くのは当然である。突然のお願いだったのに、快く引き受けてくださった内海さんには、感謝あるのみである。
鳩山邦夫氏の訃報に接した。東大法学部で私の一学年下で、大秀才の誉れ高い人であった。政治学の試験で、彼が出した答案の上に私の答案を乗せるということがあった。その時目にした彼の字が決して上手とはいえないものだったのを、今頃思い出している。心からご冥福を祈ります。
2016.6.21(火)
夏至だってさ
今日が夏至ということは、家族に言われるまで忘れていた。確かに、昼が長い。明日からは一日ごとに昼が短くなるのを光子は嘆いていた。確かに、そういうことになる。12月21日の冬至まで、どんどん昼の時間が短くなる。
その夏至の日は、朝から雨降り。昼にかけて、雨足が強くなる。そんな中、TBSテレビ「ひるおび!」に出演。舛添氏が都庁を去り、これで「舛添ネタ」は収束する。出番を終えて、恵さんに「これにて私の出演も最後です」と言いながらスタジオを後にした。
その後、東京のスタジオから「舛添後ネタ」で「ミヤネ屋」に出演。こういった形での出演もこれで終わる。「舛添ネタ」は一ヶ月以上続いた。思えば、遥かに来たもんだ。
合間を見て、溜まっている雑用を片付ける。こんなふうにして、夏至の一日が過ぎていく。
2016.6.20(月)
ゆったりとした一日
昨日に続いて、今朝も散歩に出る。これだけでは、ルーティン化にはならない。それでも、それに近づいた気はする。なによりも、気持ちがいい。考えが前向きになり、頭もよく働くようになる。
午前中、山梨日日新聞の取材。参議院選挙について。主に、18歳選挙権のことについてコメントした。そもそも、争点がはっきりしない選挙であり、コメントがむずかしい。
残りの時間は、たまった仕事の処理に費やす。時間がある時にやっておかないと、あとであせってしまう。なんとか、そうならずに済みそうなところまでやれたのはよかった。
そんなことで、ゆったりとした気分で一日が終わる。
2016.619(日)
朋あり遠方より来るまた楽しからずや
朝、久しぶりの散歩とラジオ体操。「久しぶり」というのも、常套文句になってしまっている。散歩とラジオ体操が一日を始めるルーティンになっていたのが、今はそれが崩れているということか。
昼、内海さんご夫妻がやっているドリームエナジープロジェクト(ドリプロ)の発表会へ。知的障害を持つ子ども、青年が一週一回、美術、ダンス、書道、英会話などをみんなと一緒に学ぶというのがドリプロ。3月には、常盤貴子さんとオリジナルの演劇を共演した。今日は、美術と書道、写真の展示があり、冒頭には英会話の成果発表があった。芸術部門は、障害児の個性が光る作品ばかりで、素晴らしい。
夜、東京駅のお店で、佐川邦彦、植田豊両君と会食。共通の友人である千葉良輔君の死を偶然に知るきっかけになった会合である。今回の会食は、期せずして千葉良輔君を偲ぶ会になった。3人は若かりし頃、江東区南砂町の「セントラルグリーンハイツ」のマンションに別々の部屋だが一緒に住んでいた。そこに良輔君がよく遊びに来ていた。佐川君の奥様も会食に途中まで参加した。彼女は4人とも顔なじみなので、同席するのは自然である。会食中の会話は、主に、若かりし頃のこと。こういうことが話せる仲間は再生産はできない。貴重な仲間、これからも時々会おうなと言いながら、奈良県まで帰る植田君を見送った。
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