北朝鮮の核実験
毎年、今頃開催されるのが藤沢市の地域活動見本市。今回は4回目である。「シニアの皆さんに地域でのさまざまな活動を紹介する」という趣旨で、藤沢市内で活動中の19団体が参加して、シニアの皆さんを活動に誘う。わが「ぷれジョブ藤沢」も毎回参加している。目的は、ジョブサポーターのリクルートである。以前はリクルートに成功したケースがあったが、今回はダメだった。そもそも今回は一般の参加者がとても少なかった。暑い中、横浜から藤沢の湘南台公民館まで出かけていったのに、残念至極。
シニアたちがそんなことをやっている中、北朝鮮は通算5回目、今年2回目の核実験を実施した。日本、韓国、アメリカなど各国の圧力は効果なし、国連安全保障理事会の制裁も無視する。無力感さえ感じてしまうが、そんな中で、北朝鮮は着々とミサイル技術を向上させ、核実験の威力も増大させている。識者の中には「もう北朝鮮の核武装は抑えられない。手遅れだ」という人もいるのが恐ろしい。ともかく、これからの推移を見守るしかない。
今日の話題としては、豊洲移転問題に関連して、「豊洲市場の一部に盛土がされていなかった」ということを小池都知事が緊急記者会見で発表したということがある。一言「えーっ、そんなバカな」であるが、それ以上のことは、今日は書かない。
2016.9.8(木
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小池都知事の給与削減問題
朝方に強い雨という予報が出ていたので、今朝は散歩なしと思って寝ていたが、外を見たら青空がのぞいていた。予定変更で散歩に出ることができた。こういう出来ごとでも、ラッキーと思えば、人生は楽しく過ごせるだろう。何をそんな大げさに、と言われそう。
昼から、TBSテレビの「ひるおび!」に出演。今日も佐々木信夫さん、田崎史郎さんと一緒にゲストを務める。小池百合子東京都知事ネタで、給与削減、職員との関係、都議会との関係と続いた。ゲストの間で、意見が違うところがあったが、それはそれで面白い。恵さんの元気な仕切りで楽しくやらせていただいている。
番組でもコメントしたが、改めて小池知事の給与削減問題について見解を述べたい。小池さんの選挙公約だったから、給与削減条例は出さなければおさまらないだろう。それはわかっているが、どうもしっくりいかない。そもそも、知事給与を削減する理由がわからない。「身を切る改革」としてやるのだそうだが、給与削減がどういった意味で改革になるのかわからない。都民には受けるだろう。「給与削減」の選挙公約は、それを見越した票目当て、人気とりのパフォーマンスだったのではないか。
番組内では、「知事の給与を半減すると、都議会議員の報酬より低くなる」ということが指摘された。もっと重大なことは、副知事の給与より低くなることである。同じ組織内の上下で給与が逆転することになり、外から見たときに、知事のステイタスが揺らいで見える。「示しがつかない」といってもいいが、極端にいえば、組織が揺らぐ。
私が宮城県知事であった時にも、何度か知事給与の削減をした。組織が不祥事を起こしたときは、自ら減給処分を受ける形で給与削減をした。その場合は、「給与30%減額◯ヵ月」という形をとった。また、県の財政逼迫の際には、歳出削減の一環として、職員の給与削減とともに知事給与を削減した。このように、明確な理由があっての給与削減であった。他県の知事の給与削減も同様の理由によるのがほとんどである。
そもそも、知事の給与水準は、半減しなければならないほど高いものなのだろうか。知事の多忙さ、責任の重さを考えれば、適正な水準であるといっていい。このことを前提にして給与削減問題を考えるべきである。「給与水準を低くするほうが有権者受けはいい」ということだけにとらわれた知事選候補者が、公約での給与値引き幅を競い合うなどといった図式は見たくない。
2016.9.5(月
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