2016.11.30(水)
ゼミの飲み会
11月も今日で最後。神奈川大学の行政学の授業は「官のシステム」について。日本型官僚システムの実際、その良い点と悪い点、わかりやすく説明したつもり。2年生のゼミでは、「べてぶくろ」の向谷地宣明さんと精神障害本人の宮本さんにゲストでおいでいただいた。特に、本人の実践がとても興味深いもので、学生も知的興奮を感じていたようである。ゲストのお二人に感謝したい。ありがとうございました。
ゼミの後、学生同士の飲み会があり、私もゲストとして参加。17人の履修者のうち、9人が参加していた。未成年は不参加である。女子2人の飲みっぷりに感心しながら、第一回の飲み会を楽しませてもらった。
2016.11.29(火)
東京都議会の「予算枠」200億円って何?
昼からTBSテレビ「ひるおび!」に出演。私の出る幕は、「都知事選挙で小池百合子候補を応援した七人の侍の処分問題」であった。その前の「アスカ容疑者の覚せい剤疑惑」の話題が時間的にだいぶ押したので、「七人の侍問題」は時間が削られた。この件に関しては、そもそも私の出る幕ではないという気がしていたので、時間短縮は歓迎であった。
2020年東京五輪・パラリンピックの3会場見直し問題で、東京都の小池百合子知事、政府の丸川珠代五輪相、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長、大会組織委員会の森喜朗会長と、4者のトップ級会合が今日、都内で行われた。会議は公開で行われ、その模様はテレビ中継で見ることができた。それぞれが淡々と自説を述べ、お互い激する場面もなく大人の対応であったのが印象的だった。バレーボール会場を有明アリーナの新設とするか、既存の横浜アリーナを使うか、「クリスマスまでに」決めることになったが、カヌー・ボートは海の森水上競技場、水泳は辰巳の森オリンピックアクアティクスセンターでほぼ決まりということか。
小池都知事の出番はまだある。小池知事は25日の記者会見で、毎年度の予算原案に慣例的に盛り込まれていた200億円の議会向け予算枠(政党復活予算)を、2017年度予算編成から廃止する方針を明らかにした。「予算編成権は知事にあるので、それを確認しつつ、議会の皆さまの声を聞かせてもらう」と強調した。東京都議会の予算枠があるとは知らなかった。都道府県議会でこんな「慣例」があるのは、都議会だけである。私の感覚からいって、とんでもないことである。
小池知事の廃止方針に対して、都議会自民党の高木啓幹事長は「事前に何の説明もなく廃止するのは、議会軽視と言わざるを得ない」と抗議のコメントを出したようであるが、笑止千万と言わざるを得ない。
2016.11.28(月)
中味の濃い一日
久しぶりに早朝の散歩とラジオ体操を決行した。「決行した」は大げさだが、天気予報では気温はともかく、北風5メートルということだったので、たくさん着込んで出発した。歩き始めたら、風は穏やか気温は高い。岸根公園に着く頃には、身体じゅう汗ばんでいた。ラジオ体操を終えて空を見ると青空がちょっぴりのぞいている。身体も動かしたし、気持ちのいい朝である。
10時から三田の会場で日本フィランソロピー協会の臨時理事会にて、議長役を務める。新任理事の村木厚子さんが三田駅の出口で地図を見ているのに出会ったので、会場まで道案内してあげた。その村木さんと帰路も三田駅まで一緒、「こんなに面白い理事会は初めてです」と感想をもらす。確かに、うちの理事会は中味が詰まっている。それに議長役の私が少々脱線気味にギャグを飛ばすからかもしれない。
帰宅して、月刊「ガバナンス」2017年1月号の原稿を書いた。テーマは「国民投票の危うさと憲法改正」。結構中味の濃い一日だったような気がする。
2016.11.25(金)
「福祉防災コミュニティ協会」の発足
昨日は、朝から雪が降るなど、一日中寒かった。都心で11月に雪が降るのは54年ぶりとのこと。幸い、用事がなかったので、外に出ることはなかったので、寒い思いはしていない。
今日は、昼から久しぶりの「ひるおび!」出演。テーマは「54年ぶり」。「浅野さんは54年前、昭和37年は何をしてましたか」と恵さんに振られるところから始まった。周りを見回すと私が最年長。こういうテーマでゲストに呼ばれるのは仕方がない。54年前と今年に多くの共通点があるという切り口で話が展開した。
次のテーマは、東京の観光ボランティアの制服が不人気である問題。確かにダサい、センスがないという評価はあたっているが、舛添要一前都知事が選んだデザインなんだから、これぐらい残してやったらいいんじゃないのと、情に流されたコメントを繰り返した私。
番組出演が終わって自宅に戻り、すぐにまた出かけるという離れ業。16時から「公益法人福祉防災コミュニティ協会」の」設立総会および発会式に出席。私は、名前だけとはいえ会長になっているので、欠席するわけにはいかない。出席してよかったと思ったのは、この問題が幅広い分野の多彩な人たちの関心を集めていることに気が付かされたから。これだけの人たちを集めたのは、今回理事長職に就いた鍵屋一さんの熱意と行動力のおかげである。改めて鍵屋さんに敬意を表したい。「名前だけ」とはいわずに、自分もできることはしたいと思いながら帰ってきた。
2016.11.23(水)
仙台の母、仙台の友人
郵便局に用事があって出かけたら、オフィスが閉まっていた。「そうか、今日は勤労感謝の日で休日なんだ」と気がついた。その休日に、神奈川大学では授業がある。休日授業をやらないと、今学期15回の授業が確保できない。
休日授業だから出席者は少ないだろうと踏んでいたが、案に相違して先週の出席者より7人少ないだけだった。その授業では、「ある行政官の役人人生」ということで私自身の役人人生を振り返った。「あくまでも、行政官はどんな道筋を辿ってどんな仕事を誰とやるのか」というのが主眼であって、行政学を理解するためのものだと断った上で授業を進めた。返ってきた193枚のリアクションペーパーの記述では、私の役人人生に興味を示すものが多かった。障害福祉論ゼミは、4年生対象のものも、2年生対象のものでも、今回はゲスト講師なし。ゼミ生同士の意見交換を行った。こういったスタイルもゼミらしくていい。
昨日のことも書こう。昨日は、母の顔を見に仙台まで出かけた。寒さを警戒してダウンコート着用に及んだが、タクシーの運転手が「この時期にこんなに暖かいのは珍しい」と言うとおり、厚着では汗ばむほどである。母はとても元気。顔もふっくらしたのは、このホームの食事がよく配慮されていて、しかもおいしいからだろう。ありがたいことである。
夜は、木町通小学校時代の同級生である佐藤四郎くん、堀江喜代彦くんと「鳥よし」で楽しい時間を過ごした。60年前の出来事をお互いによく覚えていて、「そうそう、そんなこともあったな」という会話の応酬。60年前のことが瞬時に甦る。60年もののワインは再生産できない。友達関係も同様に再生産できない。仙台弁でしゃべり、昔の顔に戻って笑う。こんな楽しい関係が残っていることがうれしくてたまらない。美酒とおいしい焼き鳥を提供してくれた「鳥よし」の親方と栗ちゃんにも感謝。
2016.11.20(日)
ぷれジョブ定例会
朝にはかなり濃い霧が出ていた。ラジオ体操をする仲間の姿が少し霞んで見える。県道を走る車はライトをつけていた。高崎あたりは濃霧のため、高崎東京間の高崎線の運行に支障が出ていた。
昼間はうってかわって、小春日和。歩いていても汗ばむほどの暖かさ。日傘をさして歩いている人もいた。そんな中、藤沢市市民活動推進センターの会議室で「ぷれジョブ藤沢」の11月例会。25人出席で会議室は満員状態である。活動報告をした5人は、自分では控え目な報告だったが、ジョブサポーターからは、その成長ぶりが絶賛されていた。一つ一つのエピソードに、司会の私は「すごいなー」を連発。こういうことがあるので、ぷれジョブはやめられない。
以前のジョギング日記はこちらから
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