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2012.2.22(水) パーキンソン病の治療に大きな一歩
昨日由紀さおりが海外で大人気ということを書いたが、由紀さん、安田祥子さん姉妹は私の友達だったことも書くべきだった。今も連載中の「新言語学序説」の第34回(「年金時代」2005年5月号)は「童謡について」である。(「ゆめらいん」からアクセスできます) そこでも紹介したが、二人の仙台公演の機会には、お酒を飲みながら童謡を何十曲も一緒に歌うという至福の時間を過ごしたこともある。公演を終えて宴会に合流するまでの間、姉妹は東北大学附属病院の緩和ケア病棟のベッドサイドで、童謡を何曲も歌い続ける。死期が近い患者さんは涙を浮かべて聴き入る。彼女たちの歌が心に響くわけは、こういう活動のことを知ればよくわかる。そういう由紀さんが海外で大人気であるのは、「友達」としてとてもうれしい。「一回会ったらお友達」という私流の定義による「お友達」ではあるのだが・・・。
京都大学の高橋淳准教授らのチームが、パーキンソン病のサルの脳にヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から作った神経細胞を移植して歩けるようにしたり、手足の震えを改善したりすることに世界で初めて成功したことが報じられている。医学の進歩にはめざましいものがある。まだまだ実験段階ではあるが、こういう経過を経て難病治療への道が開けることが期待される。ATLの治療薬ももうすぐ承認され、発売される。大変な病気を経験した患者として、こういった形での医学の進歩はうれしいことである。日本の学者が関わっていることが、さらにうれしい。がんばってもらいたい。
2012.2.21(火)
光母子殺害事件の最高裁判決 山口県光市の母子殺害事件で、最高裁は、昨日、殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた元少年の上告を棄却した。この判決によって死刑が確定した。この判決が妥当かどうかとは別に、いろいろ考えさせられる。弁護団は高裁段階で、事実関係を争った。ドラエモンが出てきたりの荒唐無稽とも思えるストーリーは裁判官の心証を悪くしただけではなかったか。被告人の情状を前面に出しての弁護だったらどうだったろうか。あくまでも、可能性の話ではあるが、違った結果になった可能性はある。アメリカでは死刑廃止をしている州があるが、廃止の理由の一つが、金持ちは高い弁護士費用を払って優秀な弁護士を雇えるために、死刑になりそうな被告に死刑判決を免れさせることができる。金持ちかどうかで、死刑になったりならなかったりはおかしいというものである。また、最高裁判決では、4人の裁判官のうちの一人は多数意見に反対だったが、死刑判決での反対意見は異例である。それにしても、死刑判決の事実自体はとても重い。裁判員裁判では、裁判員が死刑かどうかの量刑まで判断することになる。この事件に裁判員が参加していたら、その判断をしなければならなかった。そもそも、裁判員に死刑も含む量刑判断までさせるのは、行き過ぎということを、今回の判決を見て、改めて言いたい。
明るい話題も書く。今日のNHK「クローズアップ現代」では由紀さおりがアメリカ、イギリスで大人気の理由に迫っていた。これが面白い。日本語の良さ、それを歌に乗せる由紀さおりの才能、技術というのがクローズアップされた。歌謡曲の良さが、日本人以外の人たちにも理解されたということでもある。Pink Martini楽団のリーダー、トマス・ローダーデールが中古レコード屋でジャケットの由紀さおりの美しさに魅せられて買ったレコードを聴いたら、その素晴らしさに驚いたところからすべてが始まった。こういうエピソードも興味深い。妻と一緒に見ていて、「森進一の演歌も外国で受けるんじゃないかな」と洩らす私。
2012.2.20(月)
消費税増税論議 朝食前にラジオ体操。ラジオ体操は団体でやるものである。学校時代は当然団体でやるし、仙台のサンデーマラソンクラブでは、準備体操としてメンバーそろってやっていた。一人でやるラジオ体操はなんだか調子が出ない。
昼前に散歩12分+11分28秒。日差しが春めいてきた。風もなく穏やかな日である。そんな中を歩くのは、それだけで幸せ。ラジオ体操とちがって、散歩は一人でも様になる。
消費税増税法案提出に与党内でも反対の声が上がっている。国民新党の亀井静香代表は「その前にやることがあるだろう」と言って反対。民主党内でも、小沢一郎氏、鳩山由紀夫元首相からも同じ論理で反対の声が発せられる。議員定数の削減、公務員の定数削減、給与削減、その他歳出削減が「その前にやること」として挙げられている。「そういうことをちゃんとやったら、消費税増税に賛成してやる」ということなのだろう。世論調査でも、国民の多くは、そういう意見らしい。「やることもやらないで、増税はないでしょ」というのは、俗耳に入りやすい。国民感情に訴える。しかし、感情論で切り捨てていいのか、政策の善し悪しの冷静な判断はどこかにいってしまった。
政策判断として、たとえば、議員定数の大幅削減、公務員改革は消費税増税の前提条件なのだろうか。消費税増税とこれらの改革は、政策的にどう連動するのだろう。これらの改革が実現すれば、財政支出は減るのだから、消費税増税の幅は小さくしていいことになる。政策的には、むしろ、そっちの方向に連動する。こういう改革もやらないで、消費税増税をするのは「無責任」、「ご都合主義」「手前勝手だ」というのは、政策に向けられた批判ではなく、法律案提出の手順への批判であったり、政策(=法律)提案者の人格、行動様式への批判に聞こえる。議員定数の削減について言えば、「自分たちの権益は守っておいて、消費税増税で国民負担を増やすなんて、手前勝手過ぎる」という国民の声は大合唱に近いボリュームであるが、これも純粋な政策論とは別物である。
政策(=法律)に賛成か反対かということは、純粋に政策論で議論すべきである。消費税増税は景気の足を引っ張る、低所得者に厳しい、所得税増税が先だ、増税しなくとも財政再建はできるという政策論としての反対論はあり得る。一方、今聞こえてくる消費税増税の反対論は、政党間でも国民の間でも、政策論議というより手続き論、感情論、政局観で展開されている。「やることをやらずに消費税増税法案を出すのはおかしい」というのは、政権のやり方への批判である。そう批判するのであれば、次回選挙で民主党を支持しなければいいだけの話であって、政策(=法律)に賛成反対とは別問題であることに気がつくべきだろう。
2012.2.19(日)
おらほのラジオ体操 You Tubeで「おらほのラジオ体操」を見た。医療ガバナンス学会発行の「MRIC」で紹介されていたので、早速アクセス。NHKラジオ体操第一の伴奏に乗って、東北弁で号令をかける。画面に登場して体操をするのは、被災地石巻の人たち。その笑顔がいい。ヘルスコミュニケーションを本業とする「マッキャンヘルスケアワールドワイドジャパン」がCSR(企業の社会的責任)活動として作成したもの。これがかなりの評判らしい。「MRIC」の記事によると「おらほのラジオ体操」には新しい3つの役割が託されているとのこと。1)
震災という悲惨な出来事を風化させないこと、2) 温かいこころを通わせつづけること、3) 笑顔で元気に復興すること。なるほど、それに、このラジオ体操をきっかけに、運動の習慣を植え付けるというのもあるのではないか。そういえば、私のラジオ体操は三日坊主で中断している。明日から再開(予定)。
以前のジョギング日記はこちらから
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