2009.11.23
11月23日は勤労感謝の日で、21日(土)からの三連休。箱根、高尾山、長瀞など、関東の紅葉の見どころは、丁度いい時期を迎えていて、大勢の方々が出かけていって、道路は大渋滞だったようです。病室の窓からは、紅葉は目にできませんし、空調のせいで、暑さ寒さも感じられないので、季節の移り変わりが実感できません。
そんな中で、季節の推移を感じる契機は、日が短くなったことからです。今回の病気で入院したのは、6月はじめでしたから、一年中で一番、日が長い頃でした。それが、今や、冬至まで一ヶ月、朝はなかなか明るくならないし、夕方は5時前に暗くなります。「日が短くなったな」と感じると同時に、「入院生活も長くなったな」とも実感します。
病気そのものの症状で自覚するようなものは、入院時も今も全く出ていませんし、治療に伴う厳しい副作用も、今はありませんので、「闘病」という感じからは遠いものがあります。長い入院生活ですが、不自由だとか、退屈でしょうがないといったことは、ありません。主治医からは、週末は自宅に戻ってもいいですと言われることもあるのですが、入院以来、一度も自宅に帰っていません。外出もありません。そもそも、治療のために入院しているのですから、病院外に出て感染のリスクを増やすよりは、おとなしく病院にいたほうがいいと、思い定めているのです。模範的な患者かもしれません。
勤労感謝の日。本来は、「新嘗祭」で収穫の恵みに感謝するという意味なのでしょうが、入院中の身から見れば、仕事ができるような状況にあることに対して感謝しようという日のように思えます。来春の高校、大学卒業生の就職内定率が極めて低いというニュースも目にします。私も含めてですが、今度の勤労感謝の日は、勤労できる喜びを噛み締められるようになるといいなと思っています。
2009.11.11
骨髄バンクのご示唆もあり、あまり詳しいことは書けないことを、まず、ご理解いただきたいと思います。治療に関しては、ほぼ予定どおり進んでいます。もともと、病気の性格上、治療には長くかかることは認識していましたが、少し「寄り道」があったので、予定以上に時間がかかる見込みです。もともとが「マラソン・レース」なのですから、そう考えれば、ゴールまではじっくり走りこむことが必要ですし、コースの中には山あり、坂ありです。今のところ、とんでもない山坂には遭遇していません。
体調に関しては、良好です。治療に伴う副作用も、現在のところは、ほとんどない状況です。このままの調子で、ゴールまで行ければいいと期待しています。