2010.1.7
新しい年となりました。入院生活も年を越してしまいましたが、浅野史郎からの年賀状を掲載いたします。
なお、ドナーバンクの決まりで移植の月日などはっきりとお話しできないことは以前に申し上げましたが、ご心配いただいてお尋ねいただくことが多ございますし、年も改まり新年になりましたので、昨年中にすでに移植が済んでいる事を、ご報告をしたいと思います。移植後は移植によって起きる様々な症状をくぐり抜けなくてはならないのですが、順調に推移してきております。
<浅野史郎からの年賀状>
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、元気一杯で新しい年をお迎えになったことと、お慶び申し上げます。
私のほうは、ATL(成人T細胞白血病リンパ腫)を発症しまして、昨年六月から長い入院加療生活に入りました。それまでは元気一杯で、三月には東京マラソンを四時間十五分で完走もしました。それまでも、血液の状態の検査を定期的に受けていましたが、五月になって、急に数値が悪化し、入院に至りました。
ATLの研究・治療方法は、日進月歩です。一年前の情報では、古過ぎるというほどです。治療成績も向上。私の現在の治療状況も良好です。
厳しい病気ですが、それで人生が終わるわけではありません。病気との闘いが、人生そのものです。多くのお励ましの声も聞こえてきます。必ず元気に復帰しますので、その節には、また親しくおつきあいのほど、お願い申し上げます。
平成二十二年元旦
浅 野 史 郎