宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

私の政策

誰にも誇れる、美しい品格のある、
真に豊かなみやぎを目指して

基本政策の具体的な内容

[3] ものづくり産業の再生

 当面の経済不況や国際化、情報化、消費者ニーズの多様化、技術革新、高齢化や環境問題への対応などの中で、本県の地域経済を取り巻く環境は激変しており、この変化に対応し県内産業の振興に取り組み、本県の経済活力の向上と地域経済を支え、世界に通用する産業集積(産業クラスター)を形成することが大切です。

 県の財政が極めて厳しいという状況の中でも、本県経済発展のための産業の振興を図っていかなければなりません。財政の縮減だけでは、県税収入の縮小再生産に陥ります。思い切った産業振興策を打ち立てなければなりません。

 このため、産学官の連携や人的ネットワーク形成の推進、医療・福祉、環境、情報通信等の新成長産業や高齢化時代に対応した新生活産業の育成、農林水産物の付加価値の向上など地域を支える産業の新たな展開、新しい分野に果敢に挑戦する人材の育成や新たな技術開発が一層求められています。このような状況に的確に対応した施策を着実に実施していくため、平成11年4月には農政部、水産林業部、商工労働部を統合して産業経済部に再編、平成12年3月には宮城県総合計画の中で産業経済活力創造プロジェクトを戦略プロジェクトに位置づけ、同年10月には、それを着実に実施していくため「みやぎ産業振興重点戦略」を策定しましたが、これらについて引き続き積極的に取り組みます。一次産業の復権は宮城から、そして確かな科学技術を基礎にモノづくりを大事にするみやぎを目指します。


30.みやぎ産業重点戦略の推進

 厳しい地域間、国際間競争の中で競争力を有する分野、いわゆる得意分野を確立するため宮城県ならではの重点分野として、4つの戦略分野すなわち(1)食材王国みやぎの確立(2)バリアフリー産業メッカの創造(3)環境産業フロンティアの開拓(4)みやぎ情報革命の推進を掲げ、これらについて産と学の連携や取り組みを支援するための諸施策を早急かつ積極的に打ち出していきます。

 食材王国みやぎの確立では、「食といえば宮城」のイメージを定着させるため、食関連の総合的な情報ネットワークづくりなど、食に関する情報や人の集まる拠点としてのみやぎの形成、食品の安全性評価技術の確立など安全・安心な食品を消費者に提供するシステムの構築、次世代型食品の開発など、食に関する多様なビジネスの振興や集積を促進します。

 また、バリアフリー産業メッカの創造では、東北大学など産学官の人的ネットワーク等を活用した医療関連産業の育成・集積や医療福祉機器産業の創出、身体機能に対応した福祉機器開発促進システムの形成を促進します。

 次に環境産業フロンティアの開拓では、環境・リサイクル新技術の開発や産業化、パソコンや建設廃材など環境・リサイクル情報ネットワークの形成、グリーン購入などリサイクル製品の普及促進をします。加えてリサイクル団地の整備促進やゼロエミッション型企業の育成、新エネルギーの導入の促進に取り組みます。

 さらにみやぎ情報革命の推進のため、産業の情報化、情報産業の集積などを通じて「みやぎマルチメディア・コンプレックス構想」の実現を図り、仙台市を中心にIT産業の拠点化を目指します。合わせてIT関連企業の誘致及び振興の核となるインターネット・エクスチェンジ(インターネット上の相互接続ポイント)の形成を促進します。


31.みやぎの食と農へのチャレンジ

 競争力のある本県農業に必要な5つの構造改革を行います。(1)作ったものを売る(プロダクトアウト)農業から売れるものを作る(マーケットイン)農業への転換(2)ITの活用等による多様な顧客ニーズの把握と商品提供など顧客識別型マーケティング戦略の展開(3)人と環境にやさしい技術革新、競争力と個性のある経営創造にチャレンジする農業経営体の育成(4)競争力あるみやぎ型アグリビジネスの展開(5)都市・農村交流、村づくりNPOによるコミュニティビジネスの振興を通して、美しく住みよい農村景観の形成と農村の活性化を推進します。


32.豊かな森林づくりとみやぎ材の利用促進

 多様な自然環境を生み出す豊かな森林づくりを推進します。「森は海の恋人運動」に見られるように、森林の保全は豊かな漁場の確保に繋がるなど環境と共生あるいは環境そのものを創造していく産業であり、この点やバイオマスエネルギーの観点も踏まえた林業の振興や安心・安全なみやぎ材の利用促進を図ります。


33.水産県みやぎのブランド化

 養殖貝類生産安全対策や資源管理型漁業を推進します。また生産から消費にいたるまでの一連の戦略的マーケティングを展開し、高品質な水産物の供給やブランド化を促進するほか、水産加工業における安全性の確保を支援します。


34.観光立県みやぎの推進

 観光立県を掲げ、バリアフリー観光やグリーンツーリズム、IT活用の小規模観光、中国や韓国観光客の誘致の他、ローマ県との姉妹県締結やワールドカップなどを契機とした観光産業の振興を、他県との連携も図りながら促進します。松島や蔵王など宮城を代表する観光拠点のホスピタリティや仙台空港とのアクセス向上、環境や食文化、農業、歴史や風土などテーマ観光に対応した奥の深い質の高い観光拠点の充実促進を図ります。同時に高齢者ボランティアやNPOの活用も拡大します。


35.中心市街地の活性化

 中心市街地の活性化のために、地域自らの危機意識と主体的取り組みを基本として、商店街活性化のためのソフト事業に対する支援、商業基盤の中核的・根幹的な施設整備への支援、空き店舗の有効活用と小規模共同店舗の整備などに対し支援を行います。またNPOや中小企業、民間団体による地域密着型事業(コミュニティビジネス)を支援します。


36.人材の育成と能力開発

 人材の育成や能力開発のためにパイオニアやベンチャー、新規就農者等への支援、民間機関や高等技術専門校等を活用した職業技術向上、農業短期大学の再編整備、県立宮城大学でのリカレント教育などを進めます。


37.就業環境の整備

 女性の社会進出が進んでおり、育児、介護などを含めた、きめ細かな雇用対策が必要となっています。女性が働きやすい環境づくりの促進のため先進的な企業の取組みを応援します。

 また経営環境や雇用情勢の悪化に対応するため、再就職促進奨励金の拡充や職業訓練の拡充などの雇用対策、緊急雇用・生活不安相談体制の強化、県営住宅の空き家情報の提供などの生活支援、連鎖倒産防止のための融資の改善などの金融対策のほか、新たな雇用機会の創出につながる産業施策等を緊急雇用経済対策として総合的に進めます。


38.空港・港湾の基盤整備による貿易の促進

 仙台港における国際コンテナターミナルの整備、コンテナ定期航路の開拓や仙台港背後地の機能整備など貿易促進のための基盤整備を進めます。また、仙台塩釜港及び仙台空港周辺を輸入促進地域(FAZ)としていますが、貨物ターミナルなど輸入促進基盤施設を基盤に仙台港国際ビジネスサポートセンターを中核として本県貿易の促進に努めます。


次ページ(個性ある地域づくりによる郷土自慢を)へ



基本姿勢

お急ぎの方は、以上の二項目をご覧ください。
より詳しくは、以下の「基本政策の具体的な内容」をご覧ください。

基本政策の具体的な内容


TOP][NEWS][日記][メルマガ][記事][連載][プロフィール][著作][夢ネットワーク][リンク

(c)浅野史郎・夢ネットワーク mailto:yumenet@asanoshiro.org